仮の時間

 

東日本大震災より3年が立ちました。

被災者の多くはいまだ「仮の時間」の中にいます。

・「仮」の住まい・店舗

・「間借り」の学び舎

・「解散前提」のコミュニティー

・「緊急」で「臨時」な雇用

・「テンポラリー」な支援

・「期限付き」の予算と組織

そんな「仮」の取れない時間を懸命に生きています。
いつか「仮」がとれる事を信じて。

最近、仕事がら仮設住宅の高齢者を訪問する機会が多くあります。
私共の訪問をおじいちゃん、おばあちゃん達は快く迎えてくれます。
仮設暮らしは狭い、狭いと文句を言うも、皆一様に明るく、昭和世代の力強さを感じとれます。
しかし、長引く仮設暮らしの中、パートナーを亡くし落ち込んでいる方や、仮設からもう移動したくないと漏らす方も…..。
そんな方々が、「仮の時間」に取り残されないために何ができるでしょうか?

復興とは「仮の時間」が終わる事だと思います。
一刻でも早く、被災者一人一人にその時が訪れるよう念じてやみません。
そのために、何すればよいのか、何ができるか、今一度考え行動していきたいと思います。

 

仮設住宅