師走の総選挙に思うこと

この師走に衆議院総選挙がはじまっています。

被災地でも各候補が朝から晩まで、

「復興には景気回復が必要」

「復興を加速する」

などをうったえ、支持を呼びかけてます。

....違和感を感じました。

彼らの言葉を聞いていると「復興」はいつの間にか「経済問題」にすり替わってました。

すなわち、日本経済の発展 → 税収UP → 復興予算増 ≒ 復興加速!!

だから、景気回復が必要なんだ! との論法です。

本当にそうなのでしょうか!?

高台の市街地整備、平地の嵩上、新しい道路や駅、公共施設の建設、ライフライン等のインフラ整備。

これらに「財源」が必要なことは、誰もが理解できるとおもいます。

復興目的の「財源」としては、復興特別税が国民・法人から徴収されます(2037年までに10.5兆円規模)。

しかし、その財源をまだ使い切ってませんし、今後の使用計画も示されてません。

それどころか、その使途目的が不正な場合があり、返還を求められるケースもあります。

さらに、その財源で出来るのは建物や施設の建設の「復旧」まで。

使い方を今一度見直すべきではないのではないか!?

そんな中の景気回復が正当論....

景気回復は誰もが良とする総論で、復興は被災地域が個別に納得していくもの

必ずしも、景気回復だけが「復興」の道しるべではなはず。

なにかがおかしい…..。

そんな怒りにも似た、やり場のない想いの選挙だと思いました。

もうすぐ、被災地にも雪が降り積もり、本格的な冬がやってきます。

仮設住宅団地はすごく寒いです。

寒さに耐え、凍える指をさすって書いた投票用紙には、どんな期待が込められているのでしょうか?

その思いに少しでも応える政治をして欲しいと切に願います。

 

参考出展:

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%A9%E8%88%88%E7%89%B9%E5%88%A5%E7%A8%8E

※このブログは2013年9月から月命日(毎月11日)に更新してまいりました。

これまで更新まで出来たのは、みなさんが飽きずに訪れてくれたからです。

私の拙い文章を(がまんして)読んで頂き本当にありがとうございました。

改めて感謝申し上げます。

ただ、正直しんどい月もありました。^^;

来年からは、少しペースを緩めて無理しない程度に更新していくようにしたいと思います。